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目次
PNA (ペプチド核酸)とは What is PNA? 概要
革新的な原材料
1991年にデンマークのコペンハーゲン大学のNielsen、Egholm、Berg、Buchardt教授によって最初に発明 (人工的に作製)されたDNA類似体であるPNA (Peptide Nucleic Acid)は、核酸の糖-リン酸骨格をN-(2-アミノエチル)グリシンを単位とする骨格に置き換え、メチレンカルボニル結合で塩基を結合させた化合物です。したがって、標的DNA・RNAに対する結合親和性および安定性が大幅に増加。骨格の構造変化にもかかわらず、PNAは、DNAにように標的配列に相補的に結合することができるため、DNAを使用することができる様々な用途に使用することができます。
FEATURES & ADVANTAGES
High binding affinityPNAは電気的に中性のアミド骨格を有します。PNA鎖とDNA鎖との間には反発はなく、PNAは標的DNAに対してより強い結合親和性を有します。 | High specificity and sensitivityPNA/DNA鎖の完全一致と不一致との間の結合親和性の差は、DNA/DNA鎖よりも大きいです。一塩基不一致の配列でも識別するのは簡単です。 | |
Chemical/Biological/thermal stabilityPNAは高温下や高pH条件下で極めて安定です。また、PNAバックボーンはDNAやRNAとはまったく異なり、ペプチドバックボーンと似ていますがわずかに異なります。そのため、PNAはヌクレアーゼやプロテアーゼなどの酵素に対して安定しています。 | Independence against salt in hybridizationPNAは、ハイブリダイゼーションにおける高塩濃度に対するその独立性のために安定かつ強力な結合親和性を有します。 |
PNA VS DNA
Feature | PNA | DNA |
---|---|---|
結合親和性 | At Least 1°C Higher Tm per Base | – |
ハイブリダイゼーション | 100-5000 Times Faster | – |
ハイブリダイゼーションの塩濃度 | Independent | Dependent |
シングルヌクレオチドミスマッチのΔTm | <10°C | <15°C |
化学的安定性 | Stable | Unstable in Acidic or Basic condition |
生物学的安定性 | Enzyme-Resistant | Degradable by Nuclease |
溶解性 | Moderate (but can be improved by simple modification) | Good |
一般的プローブ長 | 13-18mer | 25-30mer |
HLB PANAGENE’s PNA
2001年創立で韓国は大田広域市にあるHLB PANAGENE Inc.は、Btsモノマーを用いた独自のBts PNAモノマー (Bts;ベンゾチアゾール-2-スルホニル基)およびPNAオリゴ合成法を開発し、高品質のPNAオリゴを供給しています。
Bts PNAモノマーのBts基は、モノマーのアミン基 (NH 2)を保護するだけでなく、自己活性化されます。従って、Btsモノマーを用いたオリゴ合成は、活性化前段階または多くのカップリング試薬を必要としません。従来の合成法 (Fmoc PNAモノマーを使用)とは異なり、脱保護プロセス中に生じるトランスアシル化などの副反応が最小限に抑えられ、高純度PNAオリゴの大量生産を低コストで達成することができます。さらに、カップリング反応後に残る過剰のBtsモノマーを回収し再利用することができるので、より経済的です。
Chemical Structure of Bts PNA monomer & oligomerization cycle
| Bts vs. Fmoc
Fmoc monomer |
どうぞHLB Panagene社のオリゴPNA合成サービスをご利用ください。