抗イディオタイプ抗体作製受託サービス

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目次

カスタム抗イディオタイプ抗体受託作製サービス

Creative Biolabs社による、モノクローナル抗体医薬品の開発等をサポートするカスタム抗イディオタイプ抗体 (anti-ID Abs)作製と下流アッセイサービスを提供します。同社はウサギ、ニワトリ、ラマ、ラクダ、アルパカ、ウシ、イヌ、マウス、ラット、ヒツジおよびヒトを含む様々な種からの高特異性・親和性のモノクローナル抗体を開発する専門化集団です。マウスやラットのハイブリドーマの製造に加え、ハイブリドーマ技術を利用できない種からモノクローナル抗体を作製する最良の方法であるファージディスプレイ免疫抗体ライブラリーの構築スクリーニング法を有します。カスタム抗イディオタイプ抗体作製サービスとお客様のニーズに合わせた製品を提供します。

イディオタイプ、イディオトープ、パラトープ、L鎖、H鎖、エピトープ、抗原

Figure 1. 抗体のイディオトープ – 抗体の可変領域の抗原決定基の特異なセット。
イディオタイプは、特異な抗原結合部位を含む抗体の可変部分を表し、イディオタイプ内のエピトープの組み合わせ (すなわち、イディオトープ)は、各抗体に固有です (Figure 1.)。1つの抗体が別の抗体の1つのイディオトープに結合するそれが抗イディオタイプ抗体 (anti-ID)と呼ばれます。これらの高度に特殊化された抗イディオタイプ抗体は、患者検体中の薬物レベルを測定するためのPKアッセイや、任意の免疫応答 (IR)アッセイにおける陽性対照または参照標準として使用することができます (Figure 2.)。

青色・緑色の抗ID完全免疫グロブリン、赤色の薬物標的、紫色の薬物、灰色の抗Fc抗体、黄色のHRP。(A)PKアッセイフォーマット1:抗原捕捉アッセイ; (B)PKアッセイフォーマット2:複合体特異的抗体を用いた抗原捕捉アッセイ; (C)PKアッセイフォーマット3:抗イディオタイプ抗体架橋アッセイ; (D)PKアッセイフォーマット4:抗イディオタイプ抗体-抗原架橋アッセイ; (E)IRアッセイ:抗イディオタイプ抗体架橋アッセイ

Figure 2. 画像は、青色・緑色の抗ID完全免疫グロブリン、赤色の薬物標的、紫色の薬物、灰色の抗Fc抗体、黄色のHRPを示します。(A)PKアッセイフォーマット1:抗原捕捉アッセイ; (B)PKアッセイフォーマット2:複合体特異的抗体を用いた抗原捕捉アッセイ; (C)PKアッセイフォーマット3:抗イディオタイプ抗体架橋アッセイ; (D)PKアッセイフォーマット4:抗イディオタイプ抗体-抗原架橋アッセイ; (E)IRアッセイ:抗イディオタイプ抗体架橋アッセイ。

4種類の抗イディオタイプ抗体

Figure 3. 4種類の抗イディオタイプ抗体
Type 1. FREE抗体を検出する抗イディオタイプ抗体 (パラトープ特異性、阻害性、中和性、遊離薬物を検出する)
Type 2. TOTAL抗体を検出する抗イディオタイプ抗体 (パラトープ特異的ではなく、阻害的ではなく、全薬物を検出する)
Type 3. BOUND抗体を検出する薬物-標的複合体特異的抗体 (阻害剤ではなく、結合した薬物のみを検出する)
Type 4. T細胞受容体を検出する抗イディオタイプ抗体

抗イディオタイプ抗体の用途

  • 抗体医薬品の薬物動態/薬力学 (PK/PD)研究:抗ID捕獲サンドイッチELISAと抗ID抗体ブリッジングの
  • 抗体医薬品の免疫原性 (免疫反応、IR)研究
  • 治療用抗体の前臨床研究
  • 臨床開発のための抗薬物抗体 (ADA)
  • リガンド結合中和アッセイにおけるコントロール
  • 抗体ブロッキングアッセイにおけるコントロール

抗イディオタイプ抗体開発の3つの方法

  • 免疫ファージディスプレイライブラリー技術:
    全IgG、scFv、FabまたはF(ab’)2の形態、または可変ドメインの配列に従って設計されたペプチドの形態の標的抗体を用いて動物を免疫化します。単離した免疫した抗体ライブラリーをファージライブラリーにパッケージングし、次いでanti-ID抗体を3〜4サイクルのバイオパニングにより生成。10-10Mの親和性を有するscFv/Fab抗体を得られます。In vitro選択は、標的抗体の他の領域に結合する抗体の濃縮を避けるために、アイソタイプ適合コントロール抗体をブロッカーとして使用することを可能にします。
  • 既製非免疫化ヒトファージディスプレイライブラリー技術:
    免疫不在下でのファージディスプレイ技術は、in vitro選択が標的抗体の正確にフォールディングされたコンフォメーションを十分に維持するため、抗イディオタイプ抗体を標的とするコンフォメーションエピトープに完全に適合。
  • ハイブリドーマ技術:
    scFv/Fab形態の標的抗体は、カウンターセレクションのためのアイソタイプ適合コントロール抗体の存在下で、ラットまたはマウスを免疫化するために利用される。

サービスの特長

  • 短い所要時間: 約8週
  • 成功率98%以上
  • 高い特異性と結合親和性
  • 完全長の免疫グロブリンに変換
  • 前臨床研究から臨床試験までの長期的で安全な供給
  • 下流の抗体医薬品のPK/PDおよび免疫原性アッセイ開発を容易に統合

サービスラインナップ

同社は以下のリスト(リンク先はメーカーサイト)を含めさまざまなカスタム抗イディオタイプ抗体産生サービスを提供します。

抗イディオタイプ抗体作製サービス: FREE Antibodiesの検出抗イディオタイプ抗体作製サービス: TOTAL Antibodiesの検出
抗イディオタイプ抗体作製サービス: BOUND Antibodiesの検出抗イディオタイプ抗体作製サービス: T細胞受容体の検出
キャメル抗イディオタイプ抗体 (シングルドメイン抗体)作製サービスネズミ抗イディオタイプ抗体作製サービス
ウサギ抗イディオタイプ抗体作製サービスニワトリ抗イディオタイプ抗体作製サービス

Reference
Turner, A. (2014) ‘Anti-Idiotypic Antibodies to Monitor Immune Responses’, Genetic Engineering & Biotechnology News, 34(17).


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