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北米およびヨーロッパにおける抗体ベンダーの最大のOEMサプライヤーのひとつであるGL Biochem社などによる各社のカスタムモノクローナル抗体作製サービスをご提供致します。ファージディスプレイによるモノクローナル抗体作製はこちらをご覧ください。
目次
モノクローナル抗体作製受託サービス概要
無駄なコストをできる限り省き、より安価に、ハイブリドーマ作製によるワンストップの受託作製サービスをご提供いたします。
医薬品開発など、さまざまな研究分野で利用されるモノクローナル抗体とは、人工的に作られるタンパク質の一種で、がん細胞の表面にある抗原など、体内の特定の標的に結合することができます。その特異性と汎用性により、基礎研究や医学研究などにおける貴重なツールとなっております。
ラットやマウスのモノクローナル抗体作製サービスを提供しています。特に、Creative Diagnostics社では独自のマウス免疫法により、マウスモノクローナル抗体を70日以内に提供することができる短納期プランも。
お客様の目的に合ったモノクローナル抗体を作製するために、抗原調製 (ペプチド合成、大腸菌・酵母・昆虫・哺乳類細胞でのタンパク質発現)、動物への免疫、ハイブリドーマスクリーニングなど、抗体作製の主要なステップにおいて、お客様のご要望に応じたプロトコルを提供しています。
抗原の調製
最終的な抗体の目的に応じて、適切な大腸菌、酵母、昆虫、哺乳類細胞の発現系を用いて、お客様の組換えタンパク質を発現・精製。
もちろんペプチドの合成やコンジュゲーションも可能です。
Creative Diagnostics社の場合、独自のキメラタンパク質発現法により、元のタンパク質の特異性や免疫原性を保持したまま、細菌細胞内で可溶性の形で組み換えタンパク質免疫原を産生し、タンパク質表面に結合する抗体を作製することができます。この方法により、IHC陽性のモノクローナル抗体や、ネイティブなタンパク質を認識する抗体が得られる可能性が非常に高くなり、ELISA、IP、IHC、免疫蛍光、ウェスタンブロッティングに適した抗体を得ることができます。
また、MPAT™プラットフォームを用いて、メンブレンミミックタンパク質抗原 (MMPA)を設計することができます。MMPAは、マルチスパナー細胞外ドメインなどの構造的特徴を有しており、高純度で水溶性の全タンパク質での発現が可能です。
免疫
適切なアジュバント、接種ルート、投与量、タイミングなどをカスタマイズしたプロトコルで動物に免疫。免疫戦略を調整することで、不純なネイティブ抗原や最小量の希少抗原を標的とした抗体を開発することができます。
Creative Diagnostics社の場合、独自のMagic™アジュバントにより、わずか21日でより強力で迅速な免疫反応を引き起こすことができます。
動物への免疫には、目的に応じて様々な形式の免疫原を使用します。免疫組織化学的[または免疫細胞化学的]染色を目的とした抗体の場合、動物免疫やハイブリドーマ・スクリーニングにおいて、天然の免疫原、例えばリコンビナントタンパク質に加えて、代わりに変性した抗原を使用することがあります。
同社のファーストトラックマウス免疫化プロトコルにより、70日以内にモノクローナル抗体を提供することができます。
ハイブリドーマの開発
脾臓細胞と適切な骨髄腫細胞を、最適化されたPEG媒介融合プロトコルを用いて融合。
免疫沈降法、イムノブロッティング法、各種ELISA法、特にIHC法など、ご要望の抗体の最終用途に合わせてカスタマイズしたプロトコールでハイブリドーマクローンをスクリーニングします。
目的に応じたIHC陽性モノクローナル抗体のスクリーニング方法: Creative Diagnostics社の場合、独自のIHC陽性ハイブリドーマスクリーニングプロトコルを紹介し、IHCに適したハイブリドーマクローンを提供します。
同社の画期的なプラットフォームであるOmni-Hybridoma™プラットフォームは、各細胞融合後に多数のハイブリドーマクローンを確実に選択することができます。これにより、価値のある低成長のクローンが高成長のクローンによって過剰に成長してしまう可能性を排除することができます。
培養または凍結保存された陽性ハイブリドーマ・クローンと、それに由来するモノクローナル抗体をお届けします。
腹水の製造またはin vitroでの抗体製造
ハイブリドーマ細胞を動物に接種して腹水を作製。通常、腹水の製造にはimmuno-sufficientマウスを使用しております。immuno-sufficientマウスは、非ネズミ科のハイブリドーマ細胞株や遺伝的背景の異なるネズミ科細胞株の腹水製造に利用できます。腫瘍を発生させ、腹水を蓄積させるには、最適化された方法が用いられます。腹水製造にヌードマウスやSCIDマウスを使用することで、内在するマウスIgGによる汚染を排除することができます。
タンパク質を含まない培地での細胞培養: Creative Diagnostics社ではモノクローナル抗体の製造には、ステーショナリーフラスコや5~50リットルのバイオリアクターを使用しています。300L以上の抗体製造能力を有しています。
モノクローナル抗体作製サービスパッケージ一覧
GL Biochem社提供の作製パッケージです。専門のスタッフによるハイブリドーマによるモノクローナル抗体作製に必要な工程を全部まとめてこの価格。費用も段階ごとに決まる安心の成功報酬制です。お支払いについて、ステップ毎の請求をご希望の場合はご相談ください。
動物種: マウス 6匹(基本)
抗原の違いによるご選択方法
タンパク | ペプチド | プラスミド | cDNA | リン酸化 | ペプチド (ウェスタン)
各パッケージと参考料金
パッケージ番号 | ||
---|---|---|
サービス 各パッケージ共通のサービスはこちら | 納品物 (クローン等) 各パッケージ共通の納品物はこちら | 税別参考料金 |
モノクローナル抗体作製パッケージ 1 (From protein to ascites purification):M-1 お客様より供給のタンパク質 (purity >90%, ≥10mg) | ||
SDS-PAGEによる蛋白質チェック | 2-5ハイブリドーマ | 760,000円 |
2-5mgのプロテインA/G精製抗体 (2ハイブリドーマ) | ||
モノクローナル抗体作製パッケージ 2 (From peptide design to ascites purification):M-2 | ||
ペプチド設計と合成 (12-22aa, 85%) | 2-3mgのペプチド | 830,000円 |
ペプチドコンジュゲーション | 2-5ハイブリドーマ | |
2-5mgの精製抗体 (2ハイブリドーマ) | ||
モノクローナル抗体作製パッケージ 3 (From plasmid to ascites purification):M-3 お客様より供給の発現ベクターとタンパク質発現プロトコル | ||
蛋白質発現と精製 | 1mgの蛋白質 | 960,000円 |
2-5ハイブリドーマ | ||
2-5mgの精製抗体 (2ハイブリドーマ) | ||
モノクローナル抗体作製パッケージ 4 (From cDNA to ascites purification):M-4 お客様より供給のcDNA | ||
遺伝子増幅 | 遺伝子組み換えベクター | 1,150,000円 |
ベクター構築 | 1mgの蛋白質 | |
蛋白質発現と精製 | 2-5ハイブリドーマ | |
2-5mgの精製抗体 (2ハイブリドーマ) | ||
モノクローナル抗体作製パッケージ 5 (Phospho-specific monoclonal antibodies):M-5 | ||
ペプチド設計と合成 (12-22aa, 85%) (非リン酸化とリン酸化) | 2-3mgのペプチド (非リン酸化とリン酸化) | お問い合わせください。 |
ペプチドコンジュゲーション | 最低1ハイブリドーマ (リン酸化ペプチド特異的) | |
2-5mgの精製抗体 (1ハイブリドーマ) | ||
モノクローナル抗体作製パッケージ 6 (Western guaranteed monoclonal antibodies):M-6 GL Biochem社では現在こちらのパッケージは新規受付を休止しております。 | ||
ペプチド設計と合成 (12-22aa, 85%) | 2-3mgのペプチド | 取り扱い休止中 |
ペプチドコンジュゲーション | 2-5ハイブリドーマ | |
ウェスタンブロット同定 | 2-5mgの精製抗体 (2ハイブリドーマ) | |
ウェスタンブロット結果 |
各パッケージ共通 | |
---|---|
サービス | 納品物 |
免疫と血清採取 | ELISA結果 |
ELISA同定 | アイソタイプ決定結果 |
融合とハイブリドーマ作製 | プロジェクト報告書 |
アイソタイプ決定 | |
サブクローニングと細胞凍結保存 | |
腹水の産生と精製 (2ハイブリドーマ) |
工程概要 (通常)
より短納期のサービスをご希望の方はご相談ください。
- 抗原の準備 (ご支給またはペプチド設計と合成)
- マウス6匹に免疫 (12-14週)
- ハイブリドーマ作製とスクリーニング (2-3週)
- サブクローニング (4-5週)
- ハイブリドーマ増殖と抗体作製 (4-5週)
- ELISA同定
特記事項
- 各段階ごとの費用をご提示することができます。成功報酬制
- 抗原送付が必要なパッケージには抗原輸送料金が別途加算されます。
ハイブリドーマ技術
ハイブリドーマ技術は、大規模なモノクローナル抗体を長期間にわたって生産するための方法であり、特定の抗体を産生するBリンパ芽細胞と骨髄腫が融合してできた不死化細胞であるハイブリッド細胞株の形成に基づいております。ハイブリドーマ細胞の一般的な開発は、まず動物に目的の抗原を免疫して免疫反応を誘導することから始まり、その後、免疫した動物から脾臓細胞を採取します。続いて、標的抗原に結合する特異的な抗体を産生するB細胞を分離し、組織培養で増殖可能な不死身の癌細胞 (例: 骨髄腫)と融合させることで、それ自体では抗体を発現しない細胞を作ります。最終的に得られた融合細胞はハイブリドーマ細胞と呼ばれ、培地で培養することができ、標的抗原を特異的に認識するモノクローナル抗体を発現します。
Creative Diagnostics社と同様にCreative Biolabs社もまた、成熟したハイブリドーマプラットフォームをベースにした、幅広いサービスを提供しています。同社のサービスは、遺伝子発現やペプチド合成から抗体の精製や標識に至るまで、カスタムメイドのモノクローナル抗体を製造することを特徴としています。研究用の量から診断業界向けの大規模な量でも抗体を製造する能力があります。特に、70日程度でモノクローナル抗体の産生が可能です。また、少ない抗原の扱いや非常に低純度の抗原を標的とすることにも精通しています。
また、Creative Biolabs社は、関連サービスとしてハイブリドーマ細胞株からの高品質の抗体シーケンシングサービスを提供しております。
マウス以外のモノクローナル抗体作製
Creative Biolabs社による、さまざまな種でのモノクローナル抗体作製サービスも提供可能です。
キャンペーン
- 33周年記念キャンペーン特別価格
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